茶トラ猫

アジエ

台北市動物之家から迎えた茶トラ猫。いまでは家の本当の主です。

投稿
5
お迎えした日
2025年10月4日
誕生日
2018
性別
オス

2025年10月

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  • イラスト:カラーをつけて診察台で香箱座りのアジエ。炎症のある目を閉じて涙を流している。そばで僕は顔をうずめて泣きながら、手術・眼球摘出・目薬を続けるという三つの選択肢を思い浮かべている
  • カラーをつけたアジエのアップ。右目はまだ炎症があり、半分閉じている
  • 病院の診察台で、カラーごと隅に顔をうずめて隠れるアジエ

アジエ : いちばんつらい決断

10月27日。心も体もくたくたになった1週間の治療を経て、再診へ。先生は目を見て、傷はまだ残っていると言い、三つの選択肢を示してくれました。

1. 手術:費用がいちばん高く、成功する保証もない。 2. 摘出:アジエのつらさをいちばん早く終わらせられるけれど、見た目の面ではいちばん受け入れがたい。 3. 治療を続ける:目薬を続ける。長引けばお互いにつらく、うまくいかなければ結局は摘出することになる。

「できるだけ早く決めてもらえると、このあとの予定が組めます」

あの瞬間の絶望は、誰かが死ぬというような大げさなものではありません。 ふと気づいてしまったのです。 誰かの痛みをどう割り振るのか、どんな痛みを、どれくらいの間味わわせるのか、 その結果どうなるのか。すべてを自分が決め、自分が背負うのだと。 そして何を選んでも、その結果をずっと背負っていくことになる。 ずっと、ずっと長く。

最後に僕は先生に言いました。「では、摘出手術をお願いします」 そうして、すべてが決まりました。

家に帰ると、こらえきれずに大泣きしました。 この決断がアジエに申し訳ないのか、 それとも飼い主の僕のせいでこうなってしまって、がっかりさせてしまったのか。自分でもわかりませんでした。

  • イラスト:エリザベスカラーをつけてベッドで香箱座りのアジエ。涙のにじむ右目を細めて不機嫌顔。僕は目薬を握って布団の陰でおろおろ
  • カラーをつけたまま僕のひざで眠るアジエ。舌の先がちょこんと出ている
  • チェックの布団の上で、エリザベスカラーをつけてうとうとするアジエ
  • カラーをつけて僕のひざに伸びるアジエ。前足を投げ出している
  • カラーのふちにあごをのせて眠るアジエ
  • 緑の毛布のそばで、カラーをつけてベッドに横たわるアジエ

アジエ : カラーと目薬

10月20日、目の再診のためにアジエを病院へ。叫びながら暴れる姿を見たのは、このときが初めてでした。先生と看護師さんと僕の三人がかりで押さえて、ようやく目を診てもらえるほどの大暴れです。

それでも動き続けるので、先生が確認できたのはほんの少しだけ。それでも、目の結膜にすでに穴が開いているかもしれない(結膜炎)ことがわかりました。その病院では対応できないため、眼科の専門病院を紹介されました。エリザベスカラーをつけ始めたのも、このときからです。

10月21日、仕事のあとで眼科病院へ。今回は経験を活かして、出発前に落ち着かせる薬を飲ませておきました。診察の結果はやや深刻で、最悪の場合は眼球を摘出する可能性もあるとのこと。まずは1週間、抗生物質と目薬で様子を見ることになりました。

超初心者の僕は、アジエに薬を飲ませる方法をやっと覚えたばかり(成功率は五分五分)。そこへ今度は目薬です。さしてくれないときは本当に絶望的な気持ちになって、どうしたらいいのかわかりませんでした。

結局、会社に1週間の休みをもらい、家でつきっきりの看病。心も体もくたくたです……

  • イラスト:缶詰をうれしそうに食べるアジエ。自動給餌器の手つかずのドライフードから缶詰へ矢印。頭の中には水っぽいうんち、トリコモナス、炎症のある目
  • 僕の腕の中で目を閉じてうとうとするアジエ
  • 目を閉じて前足をそろえたアジエのアップ
  • 僕のひざで丸くなって眠るアジエ。背中に僕の手
  • チェックの布団で眠るアジエ
  • 前足を伸ばして布団の上で眠るアジエ
  • ベッドの上で丸くなるアジエ
  • 脚をのばして僕のひざに横たわるアジエ

アジエ : 運まかせの投薬の一週間

運まかせの投薬を1週間続けてみると、アジエの目は良くなったり悪くなったりでした。目の端にはっきり目やにが出る日もあれば、まったく出ない日もあって、たいしたことはなく、そのうち自然に治るだろうと思っていました。

そのため、この間は駆虫薬の飲ませ方を覚えることに集中していましたが、うんちは相変わらず水っぽいまま。それに、仕事から帰ると自動給餌器のドライフードには手をつけていないのに、缶詰を開けるとすぐに平らげることにも気づきました。そこでドライフードはやめて、好味小姐(ミス・グッドテイスト)の缶詰で完全ウェットフードに切り替え、ドライフードの食べ放題はおしまいにしました。

ところが10月19日、気づけば目やにが3、4日続けて出ていて、どんどん悪くなっているように感じました……

  • イラスト:診察台で香箱座りをするアジエ。右目は炎症で細めたまま、頭の中にはトリコモナス。キャリーのそばで僕はあたふた
  • 右目を少し細めて猫砂トイレに座るアジエ
  • ひざの上で目を細めて休むアジエ
  • 木の棚で丸くなって眠るアジエ
  • 木の棚で安心して昼寝するアジエ
  • 猫砂トイレに横向きで座るアジエ
  • ごはんの器のそばに座るアジエ
  • オフィスチェアで丸くなって眠るアジエ
  • ベージュのキャリーの中で眠るアジエ

アジエ : はじめての動物病院

迎えてからの数日間、アジエは意外なほど人懐っこく、自分からひざの上に来て休むこともよくありました。

ところが、生まれつき目が細いだけだと思っていた右目の端に、少しずつ目やにが出てくるようになりました。10月8日、初めて動物病院へ。超初心者の僕はアジエをキャリーに入れることすらできず、隣の部屋に住む猫飼い歴の長いルームメイトに手伝ってもらって、ようやく出発できました。

診察の結果、目に軽い炎症があり、薬が必要とのこと。さらにお腹からトリコモナスという寄生虫も見つかり、こちらもあわせて治療することになりました。

とはいえ、初心者にとって投薬はまた別の難関です。今のところできるのは缶詰に混ぜることだけ。どれだけ食べてくれているかは……運まかせです。

  • イラスト:布団の上の「置き土産」の横で得意げなアジエ
  • 前足を伸ばすアジエ
  • 段ボール箱で昼寝するアジエ

アジエ : うちに来た日

2025年10月4日の午後、内湖にある台北市動物之家からアジエを迎えました。

猫を飼うことはもともと決めていて、そのためにペット可の部屋へ引っ越したほどです。毛色や性格にこだわりはなく、ただそばにいてくれる存在がほしかった。

その日がアジエとの初対面でした。床に座っていると、アジエのほうから歩いてきて、僕のひざの上で丸くなったんです。その瞬間、この子だと思いました。

家に着くと、アジエはすぐにキャリーから出て新しい縄張りを見回り始めました。夜、晩ごはんを食べに出かけて帰ってくると、布団の上に大きな置き土産が……。完全に心が折れて、この先の日々は大変そうだと思いました。

保護猫なので正確な誕生日はわかりません。歯のすり減り具合から3〜7歳くらいと推定されたので、7歳ということにしています。